日本遠征 後半戦!!
天気はこれまた快晴。暑すぎるくらい。
一番人気のシーサイドエリアへは懸垂下降でアプローチ。

とにかく日差しから隠れるところがほとんどないキャッスルヒル的なエリア。
20mほどのルートでどっ被りもたくさん。

今回の岩質(チャート)は花崗岩のようなザラザラ感と正反対のつるつる系なので、とにかく暑さが大敵のクライミング。
なので被り系のクライミングはこの日はほぼ全滅でした。
トラッド先生のひでちゃんはさすがの安定感でクラックをすいすいとドヤ顔で登っていきました。

先シーズンからの残置カラビナも潮風のせいでこんなに腐食してました。
この後ひでちゃん先生が自分のビナと交換してくれました。エライ。
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さすが先生ともなるとクライミング中にメガネの汚れ拭き取るくらいはあたりまえ。

今回はクラックでのジャミング技術やナチュラルプロテクションの特性や効かせかたを実際の岩場で試すことができてすごく勉強になりました。
なかなか日本語で習う機会なんてないからね。しかもタダで。
さすがに暑すぎて登れなくなったら、ひで考案のパノラマひとり二役撮影に挑戦。
この日最高の出来だった作品。
ヒデvsちっちゃいブロディー

最大5人くらい一度に入れるみたい。

まあこんなそんなで初日終了。
城ケ崎での宿泊はひでの師匠宅にお世話になりました。
この師匠がまた日本のクライミング創世記から登っているすごい人で、経験談を聞いているだけで時間があっという間に過ぎていきました。
しかも自宅のクライミングルームがハンパない。
自然の岩場を模した質感の壁があったり、

この薄被りの壁が

ルーフまで角度自在の壁だったり、

日本のトップクライマーが試しにシェイプした貴重なホールドがそこら辺に付いてたり、とにかくプライベートウォールとしてはありえない広さとバリエーションに圧倒されました。
そして2日目、3日目はひでと師匠、2人のトラッド先生と初心者の生徒一人の超贅沢トラッド講習!!
トップロープは先生1がすばやく設置。

先生2人にトップロープとリードでそれぞれビレイしてもらい、自分のナチュプロの効き具合をリードに加重するように落ちて試してみる、これまた贅沢な落下テストなんかもやらせてもらい、
簡単なルートでいきなりリードでもトライ。ついにトラッドでリードクライミングデビュー!
カムのサイズが合わなくてあせる、あせる。
でも登れました。
そして最後はどうしてもカムが外れなかった場合の最後の手段、
「ハンマーでたたき壊す」
の実演までやってもらいました。
先生の出費、約一万。
生徒は講習費タダ。
いやー実に充実した講習でした。
自ら破壊する切なさったら無いね

次回は自分のカム持参で行きます!ゴメンナサイ。
今回の日本の岩場は全てひでちゃんの案内で至れり尽くせりな、いい経験をすることができました。
ひでちゃんありがとう!!!
さてもうすぐクイーンズタウンへ戻ります。
日本での経験を生かしてまた登るぞー!
<Masaya>