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New Zealand のクライミング/ボルダリング情報

28
2011

Grampians Trip (Kindergarten / Trackside 編)

Mt.Zero Carparkからスタートするハイキングトラックに沿って登って行き、しばらくするとトラックのすぐ脇に出てくるボルダー群がTrackside。
トラック沿いなのでもちろんアクセスは簡単。

しかしこのエリアにもう一つあるKindergartenに行くには、トラックをスタートしてすぐにトラバースを始め、道なき道を登り続けなければなりません。

途中、ちょっとした崖登りなんかも入ってきます。
Grampians 9

先人達が残してくれたケルンを頼りに進みます。
Grampians 8

Kindergartenはそのエリアの持つ雰囲気、岩の色や質感、課題のクオリティの高さ、全て超一級です。
アクセスの険しさもその雰囲気を保つために必要な要素のひとつに違いありません。

Grampians 15

Grampians 16

Grampians 17

グレードに関係なくどの課題もムーブが変化に富んでいて、打ち込む価値のある課題ばかり。

トポの表紙を飾る三ツ星V7のThe Nevin Rule。
上の大きなスローパーからさらに上の4m地点のガバへ最後のダイノが待っています。
Grampians 10

今回のトリップ中、もっとも打ち込んだ、もっとも登りたかった、そしてもっとも悔しかった課題がこのGripmaster (V10)。
岩に触ることさえ拒否する指皮を押さえ込んで最終日まで攻めまくったが、あと一歩で本当の限界。
打ち込むことがこんなに楽しかったことは久々でした。来年落としに来ます。
Grampians 12

Yukoにとっても全てが新鮮なクライミングだったことでしょう。
Grampians 11



そしてTracksideの方はKindergartenの岩とはまったく異なり、スローパーを多用してマントルトップアウトするような、キャッスルヒルに若干近い感じのエリア。

Epsilon Crack (V5)
中間部の薄カチからのビッグムーブが気持ちいい三ツ星課題。
けっこう被ってます。
Grampians 13

Media Construct (V6)
細かいカチとスローパーを繋ぎ、長いトラバースのあとトップアウトするという7mの持久系課題。
粘り強くトライし続けたYukoが気力で完登。
遠征でのV6は大きな成果。おめでとう!
Grampians 14

時間に限りのある遠征中に全ての課題を見て回ることはできませんが、KindergartenもTracksideもいい課題が満載で、また時間をかけてじっくり登りに来たいと思います。



<Masaya>

4 Comments

みっちー  

大満喫ですね~

どれもかっちょええ写真と動画ですな~。
いつかこんなところへみんなで行きたい!それにしても、芸術的な壁ですねどれも。
そろそろ、CLIMBERの表紙を飾れるんじゃないですか~?

2011/10/29 (Sat) 15:25 | EDIT | REPLY |   

さいとー  

表紙!

Climberの表紙飾れるねってうちらも同じこと話してたよ。
ほんとうにきれいな壁のアートでした。
こんなところで登れるなんて幸せだ。

2011/10/29 (Sat) 19:55 | EDIT | REPLY |   

Mayumi  

待ってました!!!

この画像を見られる日を今か今かと待っていましたよぉぉっぉ~。本当に美しいラインそして素晴らしい場所ですね。
私もいつか行ってみたい。そして登ってみたいと思わせる素晴らしい写真と動画です!感動!

2011/10/30 (Sun) 21:42 | EDIT | REPLY |   

さいとー  

芸術

この岩場はほんとに芸術品でした。

来年登りに行こう!!

2011/10/30 (Sun) 22:45 | EDIT | REPLY |   

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